この記事では、シャープ(SHARP)のSIMフリースマホ、AQUOS wish(SH-M20)の
- 基本スペック
- 特徴
- 競合スマホとの比較
- 関連商品(フィルム、ケースなど)
を紹介しています。
また、記事の後半にはSH-M20を安く買う方法も紹介していますので、まだ買おうかお悩み中の方は合わせてチェックしてみてくださいね。
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AQUOS wish SH-M20の基本スペック情報
AQUOS wish SH-M20(ディスプレイ正面、オリーブグリーン、アイボリー、チャコール)
AQUOS wish SH-M20の基本スペック
製品名 | AQUOS wish SH-M20 |
---|---|
発売元 | SHARP |
発売日 | 2022年2月18日(SIMフリー版) |
市場価格 | 31,400円 |
カラー | オリーブグリーン(◆) アイボリー(◆) チャコール(◆) |
本体サイズ | 147×71×8.9mm |
重量 | 162g |
ディスプレイサイズ | 5.7インチ (1520×720 px) |
SIMサイズ | DSDV (nanoSIM/eSIM) |
外部メモリ | microSDXC (最大1TB) |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon 480 5G (2.0GHz+1.8GHz) |
ROM / RAM | 64GB / 4GB |
カメラ画質 | アウト:1300万画素(メイン) イン:800万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 | 3730mAh |
対応バンド | ・3G B1/2/5/6/8/19 ・4G B1/2/3/5/7/8/18/19/28/38/39/41 ・5G n3/28/77/78/79 |
他 | USB Type-C 指紋認証 防水防塵(IP67) Jアラート Bluetooth 5.1 近接センサー etc. |
本体側面、正面図(説明書より引用)。右側面には3つのボタン(キー)と1つのセンサーが配置。上から順に音量UP/DOWNキー、(Google)アシスタントキー、電源キー、指紋センサー。
AQUOS wish SH-M20は、SHARPが2022年2月に発売したライトユーザー向けSIMフリースマートフォンです(同モデルのキャリア版は事前に発売済)。
シャープはライトユーザー層(これからスマホを使い始める方、高機能アプリを使用しない方など)や国産スマホ希望ユーザー向けに「sense」シリーズを毎年発売していましたが、senseシリーズのスペックアップにともない新たに「wish」という新モデルを打ち出しました。まさにその第一弾がこのSH-M20です。
手触りの良さが特徴のマットな質感の筐体は、再生プラスチック材を35%使用するなど環境面の取り組みも伺える一台となっています。
カラーは薄緑系のオリーブグリーン、どのようなシチュエーションにも馴染みやすいアイボリー、黒基調のチャコールの全3色から選べます。
AQUOS wish SH-M20の特徴まとめ|「ライトユーザー向け」だけど十分すぎる性能を確保
SH-M08(sense2)以来のSnapdragon400番台CPUを採用|実はわりとあなどれない性能を保持
SH-M29は、2021年に発表されたQualcomm社のSoC、Snapdragon 480 5Gを採用。「400番台」とネーミングからは想像できない能力がベンチマーク結果から伺えた(後述)
令和に入ってからのsenseシリーズはスペックの底上げが進んでいたように思います。
2年前に発売されたsense4の時点で、数年前ならハイスペックの入口レベルといえるSnapdragon 720を採用しています。当時としても「国産スマホのエントリーモデル」としては十分すぎるスペックでした。
SH-M20は、そんなsenseシリーズのハイスペック化の中では控えめな仕上がりとなっているといえます。
約3年前(2018年12月)に発売されたsense2 SH-M08以来となるSnapdragon 400番台(480 5G)のCPUを採用しています。
まさに「スマホは電話、メール(メッセージ送受信)、SNS、ちょっとした検索程度」というライトユーザー向けのスマホといえるでしょう。
……と表面の数値(400番台)だけをみたらそう思ってしまいがちですが、実はこのSnapdragon 480、総合的には「600番台」の5G対応CPU、Snapdragon 690 5Gと比較してもそれほど遜色ない性能を誇っていることがベンチマーク結果から伺えます。
もちろんライトユーザー層かと考えますが、向こう数年に渡って活躍できるだけの処理性能を持っていると考えます。
これまでの「ライトユーザーモデル」との違い
これといった特徴のない質素なデザインはいかにもライトモデル感があるが、反面飽きがこない「長きに渡って使いたくなるシンプルなデザイン」ともいえる
数年前のライトユーザー向けとはっきり違う点として、2点挙げられます:
- 5G対応
⇒ライトユーザー向けと言いつつ、Snapdragon 480は5G回線に対応しています!(5Gが実際に利用できるかは環境と契約会社によります) - ROM(保存領域)64GB
⇒ライトユーザー向けスマホといえばだいたい16GB、良くて32GB程度の保存領域(ROM)でしたが、SH-M20はたっぷりの64GBを搭載、多少のアプリをインストールしたり写真を撮る程度では早々に満たされることはないサイズです!
5G回線が主流になっているかもしれない数年後にもメインスマホとしての活用が期待できるスマホです。
アウトカメラは一台
SH-M20のアウトカメラまわりは、平成スマホを思い起こすレンズ一台とライトの構成
デュアルカメラ(レンズ)は当たり前、3台・4台搭載も普通になってきた昨今ですが、SH-M20のアウトカメラは一台だけのシンプルなモデルとなっています(アウトカメラ1300万画素、インカメラ800万画素)。
ですが、フルHD画質の動画の撮影も行えますし、静止画の撮影ではポートレート(ぼかし)機能をカンタンに設定できるなど、誰でも気軽に本格的な一枚が撮影できます。
☆静止画解像度
カメラ | 解像度(px) | |
---|---|---|
4:3 | 16:9 | |
アウト(背面) | 4160×3120 | 3840×2160 |
イン(正面) | 3264×2160 | 3264×1836 |
☆動画撮影解像度
カメラ | 解像度(最大px) |
---|---|
アウト | 1920×1080 |
イン |
AQUOS wish SH-M20の懸念点は?
スペック上唯一気になる点があるとしたらディスプレイ解像度がフルHDでなく、HD+(1520×720)という点です。
使うのがメールや電話程度という方ならそれほど気にすることではないと思いますが、当然ながらフルHDと比べると画面の画質(解像度)にスペック分の差が生じます。
極端に細い・小さい文字でなければ「解像度が悪すぎて読めない」ということないと思いますが、この点は理解しておく必要があると考えます。
動画サイトを頻繁に観たり、撮ったものを観たりしたい方は、CPUのスペックのことも考えるとワンランク上のスマホ(≒sense6やsense4など)を検討したほうがいいかもしれません。
あとSH-M20は生体認証として顔認証機能がありません。過去スマホではたいてい搭載されていた機能ですが……(指紋認証機能はあり)
AQUOS wish SH-M20の競合スマホ比較
AQUOS wish SH-M20に対してスペック的に先代スマホといえそうな
- AQUOS sense2 SH-M08
- AQUOS sense3 SH-M12
と、SH-M20の数ヶ月前に発売されたモデル・AQUOS sense6 SH-M19の計3台を比較しました。
V.S. AQUOS sense2 SH-M08|順当なスペックアップを確認、まさに後継機的存在
AQUOS sense2 SH-M08(全4色、左から順にホワイトシルバー、ニュアンスブラック、アッシュイエロー、アーバンブルー)
AQUOS sense2 SH-M08は、2018年12月下旬に発売されたスマートフォンです。当時のライト・ミドルユーザーモデル決定版ともいえるスマホで、国産スマホを求める方の多くが購入した人気スマホといえる一台です。
AQUOS wish SH-M20 | AQUOS sense2 SH-M08 |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場価格(’19/12) ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
2台を比較してみると全体的にスペックアップが確認でき、CPUのスペックアップの流れからしても「AQUOS wishはsense2の正統後継機」といってもいいかもしれません。
★ここがスペックアップした!
- CPU性能(圧倒的アップ)
- ROM/RAM容量(ROM2倍、RAM1.33倍)
- バッテリー容量
- 5G対応
特に処理性能(CPU)の大幅アップは顕著で、単に450→480という型番の数値的な変化では想像を超える変化が起きていることがベンチマーク結果から確認できます(下記リンクの上に480、下に450のベンチマークテスト結果あり、Antutuのバージョンが違えど本質的な結果に開きは生じないものと考えられるため、4倍近いスコア差は圧巻)。
SH-M08やその前のモデルのスマホをお持ちの方で、「最近のSHARPはスペックが高すぎて乗り換える気が起きなかった(SH-M08がまだバリバリで使えるし)」という方はSH-M20はまさにピッタリのモデルではないかと考えます。
反面、ディスプレイ解像度がフルHD+からHD+にダウングレードされています。HD+でも問題なしという判断か、省電力化といった意図があるのかもしれません。
V.S. AQUOS sense3 SH-M12|一部要素はsense3優勢も、処理能力はwishに軍配か
AQUOS sense3 SH-M12(全4色、左から順にライトカッパー、ホワイトシルバー、ブラック)
AQUOS sense3 SH-M12は、2019年11月に発売されたスマートフォンです。
発売時は単純にsense2の後継機という印象でしたが、今となってはここからsenseシリーズ廉価モデルの高性能化が進み始めたという印象がします。
AQUOS wish SH-M20 | AQUOS sense3 SH-M12 |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場価格(当時) ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
2台を比較してみると、CPU(の型番)的にSH-M12のほうが一枚上手なスペックであるように見えます。
が、ここまでで紹介した通りSnapdragon 480 5Gが400番台という型番に見合わない性能をベンチマーク結果で示しているため、一概にSH-M12が上!とはいえないというのが実情です。
むしろ総合的な(処理)性能はSnapdragon 480のほうが完全に凌駕していると言って差し支えなく、SH-M12から見てもSH-M20は正統後継機といえそうです。
sense3ユーザーにとって、SH-M20は乗り換え先として有力な候補といえます!
他の乗り換え候補としては、sense 5G(SH-M17)あたりが考えられます(ディスプレイ解像度を重視するならコッチ)。
V.S. AQUOS sense6 SH-M19|SH-M20の上位スペックといえる存在
AQUOS sense6 SH-M19(ライトカッパー、シルバー、ブラック)
AQUOS sense6 SH-M19は2021年11月に発売されたスマホで、シャープの2021年秋冬SIMフリーモデルの先陣を切ったスマホです。
sense4やsense5Gと比べてあまり大きな変化はありませんが、sense4と比較して5G化、sense5Gと比べてディスプレイの拡大+と軽量化が進められています。
AQUOS wish SH-M20 | AQUOS Sense6 SH-M19(64GB) |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
スペック差は全体的にはSH-M20よりSH-M19のほうが優勢といえますが、処理性能(CPU)は「480」と「690」という数値から伺えるほどの差はないことがベンチマーク結果から伺えます。
最初、2端末の値段差を見た時に「この値段差ならどう考えてもSH-M19がお得?(SH-M20が割高?)」という感想を抱いた方は多くいらっしゃるのではないかと思います。
2端末で迷っている方は、「とにかく電話とメール、検索が出来たら良い」という方はSH-M20を、もう少し「アプリも活用していきたい」という方はSH-M19がオススメです。
比較結果結論
- 旧AQUOSスマホ(例:sense2(SH-M08), sense3(SH-M12)など)からの乗り換え候補として、SH-M20は最適!
- SH-M20のディスプレイ解像度が気になる方は、sense5G(SH-M17)やsense6(SH-M19)がオススメ候補
- sense6(SH-M19)とのスペック差は思ったほどない(顕著なのはカメラ、ディスプレイ解像度とバッテリー容量)
AQUOS wish SH-M20を安く買う方法は?
市場想定価格31,400円のSH-M20ですが、格安SIMとセットで購入するとより安く購入することができます。
オススメ格安SIM会社で販売されているSH-M20の値段は以下のとおりです。
AQUOS wish SH-M20の販売価格(2022/3/1時点)
会社名 | 一括払い | 分割(24回) |
---|---|---|
OCNモバイルONE | 22,200円 ⇒8,000円 |
926円 ⇒333円 |
IIJmio※1 | 28,480円 ⇒12,800円 |
1,188円 ⇒534円 |
mineo | - | - |
LIBMO | - | - |
※1:ギガプランMNP限定特価。くわしくはIIJmio公式サイト
AQUOS wish SH-M20総評
一見ロースペックに見えて実は結構高スペックなスマホです!
まず「Snapdragon 480」という400番台のCPUというのが結構な引っ掛け要素だと思います。
Snapdragon 690と性能的にそれほど引けを取らない能力を持っていることから、ここを把握していると値段相応なスマホと言えそうです。
SH-M17(sense5G)やSH-M20(sense6)との違いを、ROM/RAM容量やCPU性能で分けるのではなく、ディスプレイの解像度で大きく差別化したというのがスペックを調査した限りでの結論です。
5G回線にも対応しているので、将来的に長きに渡って愛用できるスマホだと考えます。
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