大手キャリアを解約する場合、真っ先に浮かぶ問題点が携帯メールアドレスがなくなるという問題です。
例えばドコモの場合、「○○○@docomo.ne.jp」です。
最近はメッセージのやりとりにLINEなどのメッセージアプリを使うなど、携帯メールの需要はなくなりつつありますが、それでも何かと必要な機会があるため、アドレスは持っておきたいものですよね。
この記事では、携帯メールアドレスがなくなることによる問題点(デメリット)と対策案についてまとめました。
メールアドレスなしによる問題点
そもそもメールアドレスがないことで考えられる問題は大きく2点です:
- メッセージを送る手段がメールしかない人とやりとりできなくなる
- WEBサイトなどの会員登録ができなくなる
メッセージを送る手段がメールしかない人とやりとりできなくなる
スマートフォン主流の昨今ですが、現在いわゆる「ガラケー(ガラパゴスケータイ)」を所有している方も多くいらっしゃいます。
ガラケー所有者の大半のメッセージ送信手段といえばやはりメールです(一部SMSの方もいる)。
そのため、普段からメッセージをやり取りしている人にガラケー所有者がいれば、その方とやりとりができなくなります。
他、「メッセージ送受信アプリを使いたくない」という方も一定数いるため、そのような方々とのやりとりにはメールが必要となります。
WEBサイトの会員登録ができなくなる
WEB上の多くのサイトでは、会員登録時に基本的にメールアドレスが必要です。
そのため、登録の際に携帯アドレスを使っいた人は、新規会員登録ができなくなってしまいます。
Twitter等の連携を使えばいいと思っている方へ
最近では、メールアドレスに置き換わってTwitterなどのアカウントなどを利用して会員登録・ログインできるサイトも増えてきています。
それで問題はないのですが、Twitterアカウントを何らかの理由で削除したり凍結されたりすると、会員サイトに二度とログインできなくなるおそれがあるので、その点注意が必要です。
メール登録の場合、メールアドレスを削除してもひとまずログインはできるため、ログイン後に新しいメールアドレスに変更するなりすればなんとかなります。
しかし、Twitter等の連携で登録した場合は(基本的に)ログインすらできなくなります。
Twitter社はツイート内容に対する取り締まりの強化を図っており、ちょっとした内容のツイートがBAN(アカウント凍結)の対象になったりする可能性もあります。
「消さないから大丈夫」と思っていても突然アカウントを失うリスクがあるため、その点においてもTwitter連携等を利用する場合は注意してください。
管理人のようなしくじりを新たに繰り返す人がいなくなることを願っています。
対策案
メールアドレスがなくなった際の対策案として、3つ紹介します:
- フリーメールを取得する
- ドメインを取得して独自のメールアドレスを作成する
- メールアドレスを支給してくれる格安SIMに乗り換える
対策1:フリーメールを取得する
gmailやyahooメールなどのフリーメールアドレスを取得して、スマートフォン(携帯)で使えるように設定することが挙げられます。
主要フリーメール一覧
- Gmail
- Yahoo!メール
- Outlook(旧ホットメール)
- Exciteメール ※2018年9月28日サービス終了
- BIGLOBEメール
フリーメールの難点
フリーメールを持っている方は分かるかもしれませんが、迷惑メールや広告メール(取得したアドレスの親元会社からのメール)が何か届くという煩わしさがあります。
また、サービスが突然終了する可能性もあります(最近の例:Exciteメール)。
対策2:ドメインを取得して独自のメールアドレスを作成する
有料でもいいという場合、ドメイン(「example.com」のようなアドレス)を取得して、自分だけのメールアドレスを作るという手があります(例:hogehoge@example.com)。
メリットとして、ドメイン(+サーバー)を1つ取得すれば、(基本的に)メールアカウント(メールアドレス)は複数作れるため、
- プライベート用 (例:private@example.com)
- 仕事用 (例:business@example.com)
- 趣味のクラブ用 (例:myclub@example.com)
という風に、用途に合わせてメールアドレスを使い分けることもできます。
ドメインを取得して「自分だけのメールアドレス」を作る方法
コチラに詳細な方法を説明したページを作成しましたので、興味のある方はごらんください:
関連記事:独自ドメインを取得して「自分だけのメールアドレス」を作る方法
ドメイン取得といえば「ムームードメイン」 ←おすすめ
ドメインが取得できるサイトは複数ありますが、おすすめのサイトを1つ挙げるとすると私はムームードメインをオススメします。
取得までのプロセスが非常にシンプル(希望アドレス検索→契約年数指定→支払い→取得)で、定期的にドメイン取得料を大幅値下げするキャンペーンを行っている点(千数百円→数十円)が魅力です。
このサイトのアドレス(simfree-revolution.net)も、ムームードメインで取得しています。
ドメイン取得の問題点:維持費がかかる
ドメインを取得・維持しようとすると、毎年数百円、高いドメイン(例えば「.jp」など)だと数千円の維持費がかかってしまいます。
ムームードメインの場合、.comドメインで年間1480円(月あたり約123円、2019年11月時点での価格)の更新料がかかります。
対策3:メールアドレスを支給してくれる格安SIMに乗り換える
格安SIM会社によっては、契約時にメールアドレスを支給してくれるところもあります。
しかも本来なら有料クラスのサービスを無償で支給してくれるところもあるので、それを利用するという手が一番おトクといえますね。
人気格安SIM会社とメールアドレス支給有無リスト(2019/11/25時点)
格安SIM | アドレス支給 | ドメイン名 |
---|---|---|
OCNモバイルONE | ◯ | ocn.ne.jp |
IIJmio | ◯ | miomio.jp |
BIGLOBEモバイル | ◯ | biglobe.ne.jp |
mineo | ◯ | mineo.jp |
LINEモバイル | × |
たとえばOCNモバイルONEなら、契約時にメールアドレス(OCNメール)が1個無料で手に入ります。
「OCNメール」は、普通に手に入れようとすると有料のメールアドレスのため、フリーメールで懸念される迷惑メールの受信の可能性は大いに減ります。
私も現在OCNメールを使用していますが、今の所迷惑メールが一切届いてないため、とても重宝しています。
独自ドメインとの違い|@マーク以後の自由度
独自ドメインでは@マークより前だけでなく、後のアドレス(ドメイン)についても自由に決めることができます。
が、格安SIMから支給されるアドレスは、@マーク以降が会社ごとで決まっているため、大手キャリアのときと同じく@マーク以前のみ指定することができます。
また、誰かによって既に使用済みのメールアドレス(アカウント)は使えない点も独自ドメインと異なります(独自ドメインはその問題が絶対ない)。
スマホのメールアプリで送受信も可能!
格安SIM会社から支給されるメールアドレスは、基本的にスマートフォンのアプリを設定すれば、今までキャリアで使っていたようにメールを送受信することができます。
設定方法(OCNメール)を下記リンク先にてまとめていますので、そちらもご参考ください。
関連記事:OCNモバイルONE契約時にもらえる「OCNメール」のアドレス変更方法
まとめ
大手キャリアを解約してメールアドレスが失われることでのデメリットもありますが、対策は可能なため、心配する必要はないと考えます。
あなたの一番都合がいいと思う対策法を実施してみてくださいね。
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