この記事では、TCLのSIMフリースマホ、10 Pro (TCL 10 Pro)の
- 基本スペック
- 特徴
- 競合スマホとの比較
- 関連商品(フィルム、ケースなど)
を紹介しています。
また、記事の後半にはTCL 10 Proを安く買う方法も紹介していますので、まだ買おうかお悩み中の方は合わせてチェックしてみてくださいね。
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TCL 10 Pro の基本スペック情報
TCL 10 Pro(ディスプレイ正面、Ember Gray, Forest Mist Green)
TCL 10 Proの基本スペック
製品名 | TCL 10 Pro |
---|---|
発売元 | TCL |
発売日 | 2020年5月29日 |
市場価格 | 49,280円 |
カラー | Ember Gray(■) Forest Mist Green(■) |
本体サイズ | 158.5×72.4×9mm |
重量 | 177g |
ディスプレイサイズ | 6.47インチ (2340×1080 px) |
SIMサイズ | nanoSIM |
メモリサイズ | 256GB(microSD) |
OS | TCL UI(Android 10) |
CPU | Snapdragon 675 (2.0GHz+1.7GHz) |
ROM / RAM | 128GB / 6GB |
カメラ画質 | ■アウト:クアッドカメラ 6400万画素(メイン) 1600万画素(広角) 200万画素(暗所用) 500万画素(マクロ) ■イン:2400万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 | 4,520mAh |
対応バンド | ■3G B1 / B6 / B8 / B9 / B19 ■4G B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B26 |
他 | USB Type-C 3.5mmイヤホンジャック 顔/指紋認証 >近接センサー、光センサー、赤外線センサー etc. |
TCL 10 Proは、2020年5月にTCL(The Creative Life)という中国の家電メーカーが発売したスマホで、株式会社TCLジャパンエレクトロニクスから発売されました。
先日(昨年12月)にPLEXを発売したことで印象に残っている方も多いと思いますが、半年も経たないうちに新作を発表ということで、今後日本国内でも注目のスマホブランドになりそうですね。
「TCL」といえば、フランス産スマホ「Alcatel」ブランドでおなじみのTCLコミュニケーションが思い浮かびますが、どうやら本質的には同系列……と思われます(要調査)。
カラーはグレー系のEmber Gray(アンバーグレイ)、緑系統のForest Mist Green(フォレストミストグリーン)の2色のラインナップとなっています。
CPUにSnapdragon 675を採用、保存領域が128GB、メモリ6GBと、現代のミドルレンジ上位、ハイレンド下位あたりに属する基本スペックを有しています。
TCL 10 Proの特徴まとめ|メインカメラ6400万画素のクアッドカメラが最大の注目!
背面に搭載された4つのカメラ。奥から順にメインカメラ、暗所用カメラ、マクロレンズ、広角カメラ。
「クアッドカメラ」が5万円以内で使える!|超高画質画像も4K動画も超スローもお手のもの
10 Pro紹介動画より引用。6400万画素の超高画質だから、透明な宝石の質感も極めて高い!
☆TCL 10 Proのリアカメラスペック
- メインカメラ:6400万画素、視野角79°、F値1.79
- 広角カメラ:1600万画素、視野角123°、F値1.79
- 暗所用カメラ:200万画素、視野角77°、F値1.79
- マクロカメラ:500万画素、視野角83°、F値2.2
背面カメラの複数個搭載が当たり前になってますが、10 Proは驚きの4カメラ搭載となっています。
6400万画素のメインカメラの超高画質度合いも驚きですが…
- 動画:4Kまで対応(30fps)
- スロー動画:960fpsまで対応(1秒間を960コマに分割!)
という驚きのスペックを誇っています。
10 Pro紹介動画より引用。紙吹雪が舞う様子を超スローで堪能できる。↑のYoutube動画で確認できます。
その他広角カメラを駆使した超広角撮影、マクロレンズを駆使したポートレート撮影に加えて、Googleレンズにも対応しています。
基本スペックも充実|向こう数年は普通に使えるであろう仕様
TCL 10 ProはSnapdragon 600番台上位の675を搭載。普段遣いに不安なしのスペック。
カメラについ注目がいってしまいますが、スマホの要となる基本スペックも充実しています。
ROM128GB、RAM6GBは、去年のはじめあたりなら普通にトップクラスの容量ですし(現状でもハイエンド下位くらい)、
CPUはQualcomm製のSnapdragon 675と、600番台上位モデルのCPUを搭載しているので、よほどの高負荷アプリを使用しない限り不満に感じることは少ないと考えられます。
バッテリー容量も4520mAhと大容量で、1日不満なく使える容量に仕上がっています。
TCL 10 Proの問題点は?
海外製スマホでありがちな諸問題についてチェックしました。
VoLTE対応は? →3キャリア対応
先に発売されたPLEXは、発売当初VoLTE非対応となっていましたが、結局今も非対応のままと(音声は3G通信)なっており、今後も対応予定なしと発表されています。
で、肝心のTCL 10 Proは、発売時点でドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアでVoLTE対応済みとなっています(楽天は現状非対応)。
そのためVoLTEに関しては問題なしですね(楽天ユーザーはもう少し発展を待ちましょう……)。
LTE(4G)通信大丈夫? →4Gは3キャリア対応(3Gはau要注意)
TCL 10 Proの対応バンドは
- 3G:B1 / B6 / B8 / B9 / B19
- 4G:B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B26
となっており、4Gに関してドコモ、au、ソフトバンク3キャリアの回線SIMに対応しています。
ただ、3Gに関してはドコモ、ソフトバンクは対応しているものの、au回線のSIMには対応していません。
もう昨今ではあまり影響を受ける地域は少ないかもしれませんが、「au 3G非対応だとマズい…」という地域にお住まいの方はお気をつけ下さい。
デュアルSIM対応? →No
海外スマホではデュアルSIM率が高いイメージがありますが、TCL 10 ProはSIMカードスロットが1枚分しかありません。
デュアルSIMスマホをお探しの場合は、他のスマホをあたる必要がありそうです。
TCL 10 Proの競合スマホ比較
同メーカーで、先に発売された
- PLEX
と、割と直近に発売された競合他社のSIMフリースマホ
- moto g8 plus (Motorola)
- nova lite 3+ (HUAWEI)
の計3台とTCL 10 Proを比較してみました。
V.S. PLEX(TCL)|全体的にスペック向上、PLEXは下位モデル的存在
TCL PLEX(Obsidian Black)
PLEXは、2019年12月頃に発売されたTCLのSIMフリースマホです。
発売は2019年12月となっていますが、実際日本で流通しだしたのは今年の3月頃と記憶しています。
TCL 10 Pro | PLEX |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
意外(?)にも基本的なスペック(CPU, ROM/RAM容量)は変わりないですが、スペック差はアウトカメラ(リアカメラ)で確認できます。
PLEXも決して悪くはないカメラ構成(トリプルカメラ)ではありますが、10 Proのカメラには及ばないという感じですね。
また、↑でも紹介しましたが、VoLTEの対応/非対応という点で2台大きく差があるため、通信環境を考えればTCL 10 Proのほうがオススメと言えそうです。
V.S. moto g8 plus(Motorola)|全体的に10 Pro優勢!
Motorola moto g8 plus(正面ディスプレイ、ポイズンベリー、コズミックブルー)
moto g8 plusは2020年3月にMotorola(モトローラ)から発売されたg8シリーズ最上位スマホです。
3つのカメラ+センサーを駆使したクアッドピクセルテクノロジーを搭載した、高カメラ機能を有するスマホに仕上がっています。
TCL 10 Pro | moto g8 plus |
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■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
まず基本スペック面については、全体的にまんべんなく10 Proが上回っています。
CPUスペックは大差ではなく微差ではありますが、処理性能の点では10 Proが優勢と言えそうです。
カメラに関してはそれぞれ特長があり、バッサリと「10 Proのほうが上!」とは言えませんが、アウトカメラの少なくとも解像度の点においては10 Proのほうが上ということは言えます(g8 plusもMAX4800万画素と超高画質ですが……)。
なお、moto g8 plusのカメラは、センサーを駆使した手ブレ補正機能に高い自信を持っており、アクション動画をたくさん撮りたい方にオススメできるスマホとなっています。
ただ全体的なスペックで優劣をつけるなら、後発の10 Proのほうが上と言うのが実情ですね。
1万円の値段差がありますが、十二分に1万円以上の価値があるスペック差と感じます。
V.S. nova lite 3+|スペックは10 Proが圧倒、nova lite 3+は低価格がウリ
HUAWEI nova lite 3+(オーロラブルー)
nova lite 3+は10 Proと同じ2020年5月に発売されたHUAWEIのSIMフリースマホです。
Google系アプリ(Android)が使えなくなっているHUAWEIですが、このnova lite 3+はその規制前に出たスマホの改良版ということで、Google系アプリも使えるようになっています。
TCL 10 Pro | nova lite 3+ |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラスペック ■バッテリー容量 ■市場価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
結論から入ると、スペック面でTCL 10 Proがnova lite 3+に負けている要素はほぼ無いといって良さそうです。
CPUに関しても一緒で、Kirin 710とSnapdragon 675でメーカーが異なりますが、ベンチマークテストによるとSnapdragon 675のほうが総合的にやや優勢のようです(下位モデルの665でもKirin 710を上回っている)。
nova lite 3+の最大にして唯一のウリは、TCL 10 Proに対して半額に近い価格で買える点と言えそうです。
TCL 10 Pro総評
クアッドカメラで5万切り!写真・動画をたくさん撮りたい方にオススメの高コスパスマホです!
カメラだけでなく、基本スペックもきっちり押さえたスマホです。
あとは中国製ということで、耐用年数がどれくらいのものかっていうくらいだと思います。値段的にも最低でも2年は保ってほしいところですね。
TCL 10 Proを安く買う方法は?
現状50,000円弱で売られている感のあるTCL 10 Proですが、格安SIMとセットで購入するとより安く購入することができます。
オススメ格安SIM会社で販売されているTCL Proの値段は以下のとおりです。
TCL 10 Proの販売価格(2021/3/7時点)
会社名 | 一括払い | 分割(24回) |
---|---|---|
OCNモバイルONE※1 | 34,500円 | 1,438円 |
IIJmio※2 | 発売予定なし | 発売予定なし |
BIGLOBEモバイル ※3 | 発売予定なし | 発売予定なし |
mineo | 発売予定なし | 発売予定なし |
※1:7/16まで、MNP+対象オプション加入で端末最大15000円割引 or 対象端末16500円割引キャンペーン実施中。⇒詳しくはOCNモバイルONEキャンペーンまとめ
※2:3/31まで、初期費用3300円→1円、月額料金1年間値下げ、MNPでスマホ価格大幅値下げキャンペーンなど実施中。詳しくはIIJmioキャンペーンまとめ
※3:初期費用3733円が無料、月額料金6ヶ月間毎月1,200円OFF&対象端末購入で最大20000Gポイント還元キャンペーン実施中(最大31,088円相当おトク!)。⇒詳しくはBIGLOBEモバイルキャンペーンまとめ
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さいごに
性能、価格面で中国製スマホは本当に優秀ですね。
Xiaomi, TCLと日本進出企業が増えてきた感があるので、国内スマホメーカーも負けじと良いスマホを出してほしいなと思います。
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Snapdragon 675(Qualcomm舎公式サイト)
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