この記事では、TCL(The Creative Life)のSIMフリースマホ、PLEXの
- 基本スペック
- 特徴
- 競合スマホとの比較
- 関連商品(フィルム、ケースなど)
を紹介しています。
また、記事の後半にはPLEXを安く買う方法も紹介していますので、まだ買おうかお悩み中の方は合わせてチェックしてみてくださいね。
関連商品をお探しの方は、コチラをクリックorタップすると対象箇所までジャンプできます。
TCL PLEX の基本スペック情報
TCL PLEX(Obsidian black)
TCL PLEXの基本スペック
製品名 | PLEX |
---|---|
発売元 | TCL (The Creative Life) |
発売日 | 2019年12月28日 |
市場価格 | 29,800円 |
カラー | Obsidian Black |
本体サイズ | 162.2×76.56×7.99mm |
重量 | 192g |
ディスプレイサイズ | 6.53インチ (2340×1080 px) |
SIMサイズ | nanoSIM×2 (DSDS) |
メモリサイズ | 256GB (microSDXC) |
OS | TCL PLEX UI (Android 9) |
CPU | Snapdragon 675 |
ROM / RAM | 128GB / 6GB |
カメラ画質 | ■アウト メイン:4800万画素 広角:1600万画素 暗所用:200万画素 ■イン:800万画素 |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 | 3,820mAh |
他 | 顔/指紋認証 USB Type-C Jアラート 近接センサー、RGBライトセンサー etc. |
PLEXは、2019年12月にTCL(The Creative Life)という中国の家電メーカーが開発したスマホで、株式会社TCLジャパンエレクトロニクスから発売されました。
「TCL」といえば、フランス産スマホ「Alcatel」ブランドでおなじみのTCLコミュニケーションが思い浮かびますが、どうやら本質的には同系列……と思われます(要調査)。
最近台頭する中国製スマホ(例:HUAWEI, OPPOなど)ですが、また新たなブランドが日本向けに登場しましたね。
カラーは黒系のObsidian Black(オブシディアン・ブラック)と白から水色系へのグラデーションが美しいOpal White(オパール・ホワイト)の2色がありますが、SIMフリーモデルとしてはObsidian Black一色のようです。
横に並んだ3つの背面カメラ、画面左上に埋め込まれる形で設置されたインカメラが印象的なデザインです。
TCL PLEXの特徴まとめ|とにかく安い、これに尽きる!
3万円以下なのにまさかの6.53インチ&フルハイビジョン+の超高画質ディスプレイ
PLEXは、前面がほぼ全部ディスプレイの6.53インチディスプレイを採用しています。
インカメラをディスプレイの左上に設置することで、目立ちがちな上部のノッチもありません。
カメラがディスプレイに入り込んでるので、気になる人は気になるかもしれませんが、もはや「全面ディスプレイ」と言っても過言ではない仕上がりです。
解像度は2340×1080 ピクセルでFHD+となっています。
3万円以下なのにまさかのトリプルカメラ|インカメラも2400万画素!
PLEXは、最近のハイスペックスマホではおなじみとなりつつあるトリプルカメラを搭載しています。
その内訳は…
- メインカメラ:4800万画素
- 広角カメラ:1600万画素
- 暗所用カメラ:200万画素
の3カメラ。
メインカメラ4800万画素だけでも超ハイスペですね。4K撮影も対応しています。
そしてインカメラも2400万画素搭載で、顔認証にも対応しています。
3万円以下なのにまさかのSnapdragon 675搭載!
個人的に一番驚きなのは、CPUがQualcomm製Snapdragon 675であることです。
少し前なら軽く4万、5万クラスのスマホに搭載されていてもおかしくないレベルのCPUが、まさかの3万円以下という破格のプライスで使えるというのは凄いですね。
基本操作は当然ながら、多少の多重アプリ起動でも難なく使える操作性が期待できます。
TCL PLEXの懸念点は?
そんな言うことなしなスペックを持っているPLEXですが、懸念点を挙げるとするとDSDVではなくDSDSという点でしょうか。
2枚のSIMカードを同時に4G環境で使いたい場合は他のスマホをあたる必要があります。
そして、発売時点ではVoLTE非対応となっています。au系SIMを使おうとお考えの場合は要注意です。
また、SIMスロット2枚目はmicroSDと共同スロットになっているため、microSDを使いたい場合はSIMカードは1枚のみ使用可能です(=排他仕様)。
TCL PLEXの競合候補スマホ比較
PLEXと購入比較候補になりそうなスマホとして、わりと近い時期に発売されている
- OPPO A5 2020
- SHARP AQUOS sense3 SH-M12
そして、高コスパスマホの代表格
- HUAWEI P30 lite
と比較してみました。
V.S. OPPO A5 2020|価格ではA5 2020が優勢もコスパではPLEXやや良しか
OPPO A5 2020(グリーン)
A5 2020は、PLEX発売の1ヶ月前にあたる2019年11月に発売されたスマートフォンです。
6.5インチの巨大ディスプレイにクアッドカメラ、バッテリー容量5000mAhの驚異のスタミナと、尖ったスペックが注目のスマホです。
TCL PLEX |
OPPO A5 2020 |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
ディスプレイサイズはほぼ差がないのですが、画面解像度はHD+のA5 2020に対しFHD+のPLEXに分があります。
映像にある程度こだわりたい方はPLEXのほうが満足度は高くなると考えられます(6.5インチサイズFHDでないのは、A5 2020唯一といってもいいウィークポイント)。
カメラはトリプルカメラとクアッドカメラの違いで一見A5 2020のほうがよく見えますが、メインカメラの解像度はPLEXが圧倒的に上回っているので一概には言えない印象です。
価格はA5 2020がちょっと勝っていますが、見方を変えると、あとおよそ3,000円付け足すことで
- ROMが倍になる(64GB → 128GB)
- 画質がFHD+になる(HD+ → FHD+)
ということを考慮すると、払う価値あるという印象です。
V.S. AQUOS sense3 SH-M12|コスパはPLEX圧勝。あとは「信頼性」との天秤
AQUOS sense3 SH-M12(全4色、左から順にライトカッパー、ホワイトシルバー、ブラック)
AQUOS sense3 SH-M12は、PLEX発売の約1ヶ月前の2019年11月にSHARPから発売されたスマートフォンです。
国産スマホで最も人気のあるSIMフリースマホの1つといえるSH-M12と、PLEXのスペックを比べてみました。
TCL PLEX |
SHARP AQUOS sense3 SH-M12 |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
表面的なスペックを比較すると、正直PLEXが圧倒しているという印象です。
CPU, ROM/RAM, カメラ、ディスプレイ、そして価格……どれをとってもPLEXが優勢です。
表面には見えないSH-M12の良さを挙げるとすると……やはり国産スマホ(今は台湾資本ですが…)としての信頼感と耐久性でしょうか。
一度買ったらよほど荒い使い方をしない限り長期間使い続けられるのがSHARPスマホのウリと(筆者は)考えていますので、耐久性という点ではSH-M12のほうが上回っているかなという印象です(逆に言えば、PLEXは耐久性が未知数)。
V.S. P30 lite (HUAWEI)|これが約半年の差か……といえるスペック差が露呈
P30 lite(ピーコックブルー)
P30 liteは、2019年5月にHUAWEIから発売されたスマートフォンです。
前作、P20 liteが世界的に大ヒットしたあとの後継機として注目された高コスパスマホですが、PLEXとスペックを比較するとどうでしょうか?
TCL PLEX |
HUAWEI P30 lite |
---|---|
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場想定価格 ■強み |
■OS ■CPU ■ROM/RAM ■ディスプレイサイズ ■カメラ解像度 ■バッテリー容量 ■市場価格 ■強み |
青字:数値的に優勢なスペックを示しています
まずCPUに関しては、HiSilicon社のKirinとQualcomm社のSnapdragonの比較になるので、明確にコッチが良いとは言いづらいところがありますが、
ベンチマーク結果を比較するとSnapdragon 675のほうがやや分があるかなという印象です。
また、RAM(メモリ)容量はPLEXが2GB分多く積んでいるので、全体的な処理性能の良さはPLEXのほうが良いといえそうです。
そしてカメラ画素数に関して、カメラを売りにしているHUAWEIスマホを上回るスペックとなっています。
AIの良し悪しの差という点も考慮する必要があるかもしれませんが、スペックではPLEXが上と言っても良さそうです。
またディスプレイサイズなどを見てもPLEXが優勢となっています。
たった数ヶ月の違いでここまでの差が出てしまうのか……というのは驚きですね。
と同時にPLEXのコストパフォーマンスの良さがうかがい知れます。
TCL PLEX総評
現状「コスパ」でスマホを選ぶならこの一台!
ミドルレンジの中間から上級のスペックなため、ハイスペックを望む方以外の多くの方が満足できるスマホに仕上がっています。
あとルックスもとってもいいと思います(笑)
TCL PLEXを安く買う方法は?
現状29,800円前後で売られている感のあるPLEXですが、格安SIMとセットで購入するとより安く購入することができます。
オススメ格安SIM会社で販売されているPLEXの値段は以下のとおりです。
PLEX の販売価格(2021/3/7時点)
会社名 | 一括払い | 分割(24回) |
---|---|---|
OCNモバイルONE※1 | 20,100円 | - |
※1:7/16まで、MNP+対象オプション加入で端末最大15000円割引 or 対象端末16500円割引キャンペーン実施中。⇒詳しくはOCNモバイルONEキャンペーンまとめ
TCL PLEXの関連商品
PLEXに対応している保護フィルムや、ケースといった関連商品の中から人気の商品をピックアップしました。
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詳しくはコチラ
TCL PLEX専用保護フィルム
曲面部にも対応した日本製保護フィルム
背面に貼る保護フィルム
その他PLEX専用フィルムを探す
PLEX対応の保護フィルムは他にも多数販売されていますので、他のフィルムに興味がある方は↓のボタンから検索してみてください(関連商品の検索結果ページにリンクされています)。
TCL PLEX専用保護ケース
シンプルデザインが売りの手帳型ケース(全5色)
カメラ穴はないですが、中のソフトケースが4cmスライドできるのでケースから取り外さずに撮影が可能です。
カラーは全部で5色あります!
※商品画像をクリックすると、Amazonの対象ページに移動できます。
ピンク×カーキー | スカイブルー×イエロー |
---|---|
グレー×ネイビー | ブラック×レッド |
ネイビー×ブラウン | |
高機能アラミド繊維を贅沢に使った高級感あるハードケース
カーボン調の表面がPLEXの黒とマッチしていいですね!
その他TCL PLEX専用ケースを探す
ほかにも専用ケースは多種あります。関連商品を探したい方は↓のボタンから検索してみてください(関連商品の検索結果ページにリンクされています)。
さいごに
3万円でSnapdragon 675でディスプレイ6.5インチオーバーのスマホが買える時代が来てしまいましたね。
あとは、買った時には分からない耐久性さえ良ければ、文句なしの1台といえそうです。
関連記事
関連外部リンク
※本記事の製品関係の情報・画像はこちらのサイトが引用元です。
より詳細な情報を知りたい方は以下のサイトをご参照ください。
- 年別スマホ一覧
- メーカー別SIMフリースマホ一覧
コメント
tcl plexのスライドケースでしが、指紋センサーは使えなくなるし。
紹介された製品はちゃんとカメラまで出ますか?
意外とマルチケースのスライドってスライドしないのでカメラレンズまで出るのは確認済みでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
> 意外とマルチケースのスライドってスライドしないのでカメラレンズまで出るのは確認済みでしょうか?
そのような商品を販売していること自体出品者(販売者)の神経を疑いたくなりますが、
それを紹介してしまった私も責任があります。
念のため問い合わせてみます。少々お待ち下さい…
(3/6 21:00追記)
画像の展開は有りませんでしたが、「縦に4cmスライドする」との回答を得られました。
4cmともなると、カメラ部分より下の部分が1cm以上露出する計算になるため、問題ありません。
ご回答ありがとうございます。
実機で測定されていると思いますが、ケースの貼り付け位置を考慮して考えると、1cmのクリアランスは厳しいと見られます。
他の機種でマルチケースのスライドで経験がありますが、貼り付け位置を考えないと痛い目にあります。
また、本機種を持ってのご説明しているかと存じますが、重いです。スライドして撮影時に重さで下がってしまうのがあります。
後、指紋センサーが色々できるので指紋センサーを使えなくなると不便かと思うと。
マルチケースに今、一歩、踏み出せないです。
今回は上記で見送りいます。
指紋認証センサーが背面にあると、手帳型ケースでは基本的に使えなくなるのがネックですよね。
指紋センサー部分に穴が空いているハードケース系か、
(強度アップの効果が未知数ですが)背面用フィルム等を貼るに留めるかという2択になりそうです。
PLEXの対応ケースは他スマホと比べて圧倒的に種類が少ないですよね。
また興味深いケースが見つかりましたらピックアップしたいと思います。
今後とも当サイトをよろしくおねがいします。